ナンピン手法はリスクが高いですが、
コントロールできればメンタル的にも良い手法です。
ナンピンのちょっとしたコツをお伝えしますので、参考までに。

半値戻しで半分利食い
ナンピンで追加したポジションは、初めに打ち込んだポジションから半値戻しくらいで一旦利食いしておきましょう。
そうすることにより、
収支は一旦リセットされます。
利食いしなかった残りのポジションはマイナスになりますが、これは見かけ上のものなので気にせずに。
先日のUSD/JPYトレードはこんな感じでした。
欲をいえば、
全値戻しでナンピン全てのポジションを手仕舞いしたいところですが、相場というのは自分の都合で動きません。
コントロール不可能な相場でコントロールできるのは自分のポジションだけなので、半値戻しの利益ポジションは一旦利食いしておくのが得策です。
特にメンタルが強くない人には推奨します。
損切りを明確に

ナンピン手法を使うと、損切りを忘れてしまうことがあるのですが、これは注意です。ナンピンするなら損切ラインは明確にしておかなければなりません。
一番簡単な損切り管理方法は、口座残高を損切ラインにすること。
つまり、全飛びしても構わない金額を口座内に用意し、
残高が全て飛んだら損切り扱いにするという方法。
いろいろ損切り管理について試してみましたが、FX初心者にはこの方法が一番有効です。口座の管理については以前少し説明してます→【超初心者向け】FXでまじめに稼ぐ方法【まず種銭5万円を用意】
両建てしない

両建てすると収拾がつかなくなることが多いです。
FXトレードの経験がある人は分かると思いますが、
ロングポジションの損失をショートポジションでリスクヘッジしようとして、結果的に両ポジションがマイナス。
さらに事態を収束させるために変な追加ポジションを作り続けて、謎の両建てポジションを完成させる。
FXの「あるある」ですよね。
両建てが得意でしっかり利益を出せる人なら問題ないのですが、基本的に両建ては難しいので推奨しません。
まとめ
- 半値戻しで半分利食い
- 損切りを明確に
- 両建てしない
ナンピン手法というのは、保有しているポジションに対して値が逆に動くことで有効に使える手法ですが、一歩間違えると全損してしまうという副作用があります。しかし、口座資金の全損=損切りとして扱うことで問題は解決です。
松原真司
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