ポジション持ちたい病(ポジポジ病)には波があります。
欲のピーク時に我慢できればコントロール可能になるという話です。
参考までに。

客観的に履歴確認
自分のトレード履歴を確認するのが、ポジポジ対策に有効です。
実際に履歴を確認すると利益が出ていないことが明らかなので、
自分にとって良い刺激となります。
履歴確認のポイントですが、月単位の確認はNG。
何故かというと、
ポジポジ病というのは一時的に発症する病なので、
正常な時というのもが必ず存在しています。
その為、
長期履歴で確認してしまうと、
ポジポジ病が履歴に埋もれてしまうことになり、
一見正常なトレード履歴として認識してしまいます。
これでは、ポジポジ病が現在発症しているか分からなくなりますので、直近1日以内、もしくは数時間以内の履歴で確認するのが好ましいです。
こうすることで、現在の心理状態や戦略がリアルな数字として捉えることができます。
つまり、
こういうことです。
「トレードの調子悪い → 直近1日の履歴を確認 → 履歴が真赤ならトレード即停止」
トレード不可の環境を用意
上述の方法でポジポジ病が治らない人向けですね。
兎に角、簡単にトレードできてしまう環境を作らないよう努力すること。【重要】FXは中毒性のあるネットゲーム<中毒の防ぎ方を解説>
因みに、
いつでもトレード可能な環境だとこんな感じです。
XRP/USD、昨夜0.240で損切りしたのですが落ちてくるナイフを掴み取る感じで、そろそろロングしようかと思っています。長年専業でFXやっていますがポジポジ病は基本治ってません。
こういうの良くないですね。
私は資金管理をかなり徹底しているので、火傷しても全く問題はありませんが、
まだ資金管理が出来ていない人は強制的にトレード不可の環境を用意しましょう。
例えば、
- PCの電源を即落とす
- スマホの電源を即落とす
- 即寝する
これはポジポジ病対策になるので推奨します。
相場の格言「落ちてくるナイフを掴んでは掴んではいけない」言い換えると、「リスクオフの下落相場は手を出すな」大事なのでしっかり覚えておきましょう。
「ポジポジ病」は「ニコチン」と同じ
非喫煙者の方には、ちょっと例えが分からないかもですけど、
ポジポジ病はタバコに含まれているニコチン中毒と全く同じです。
ニコチンは一度体内に取り入れると強力な依存状態を作り出す作用がありますが、トレードにはアドレナリン、ドーパミンという脳内依存物質を放出させる作用があります。
そして、
一度でもニコチンや脳内依存物質で依存状態を味わってしまうと、
半永久的に何かしらの依存物質を得たくなるのが人間の仕組みです。
まとめ
- 客観的に履歴確認
- トレード不可の環境を用意
- ポジポジ病はニコチンと同じ
結論をいうと、
ポジポジ病を完全に治すのは不可能。
しかし、
禁煙成功者がいるように「禁ポジ成功者」がいるのは事実。
現に私は禁煙も成功してますし「禁ポジ」も大体成功しています。【コロナウイルスとタバコ】
たまに衝動に駆られることもありますが、
コントロールが可能な状態というべきですね。
訓練です。
松原真司
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