
今の時代、本業と別に副業をされている方は多いと思いますが、副業にFXを選ぶと後悔することになります。
巷では「副業にはFX」とか言われていますが、
私は副業にFXはお勧めしないです。
何故かというと、
FXというのは、本業として本気で向かい合わなければならないビジネスだから。
FXに集中し過ぎると本業が手に付かなくなる
最近、学生や会社員が、休み時間などを使いデイトレードをしているみたいですが、これはよくないです。
数ヶ月、年単位でポジションを持つのであれば問題ないのですが、一日単位の短期トレードはNG。
含み益が出ているときは良いのですが、トレードやってると必ず含み損を抱えることになるので、この損を受け入れるメンタルが強くないと間違いなく本業に影響を与えてしまいます。
FXが本業に与える影響
・常にチャートが気になる
・損失を取り戻したくてウズウズする
・本業がくだらないと感じはじめる
・自暴自棄になる
とマイナス面が色々と出てきますが、ざっくりと私が経験したのはこんな感じ。
さらに、FXの依存度はMAX。
自分なら大丈夫という軽い気持ちの参入は駄目です。
もちろんプラス面も沢山ありますが、今回は割愛。
メンタルが強ければ副業にFXを選んでも良いのか
結論からいうと、どんなにメンタルが強くても副業にFXを選んではいけません。
例えばですけど、本業で年収1000万円のエリート安定型タイプの人がFXに手を出すと、以下のパターンに陥ります。
・初めに大きく負け、後から少しずつ取り戻すパターン
・初めに大きく勝ち、後から少しずつ負けてくパターン
どちらかのパターン、もしくはどちらのパターンも繰り返しながら、結果的にFXが原資回復ゲーム化となってしまいます。
安定タイプの人は、お金を失うことに慣れていませんから、必ずと言っていいほど、今すぐ負けを取り戻そうとします。
で、最終的に本業が手に付かなくなり、年収1000万円以上を稼いでいたにもかかわらず、副業にFXを選択し破産。
FXが原因で破産する人は結構多い。
特にエリート安定タイプの人は典型的なギャンブル依存症の末期となることが多いです。
FXを本業にしたらどうなるのか
一言でいうと、「プロギャンブラー」となります。
トレーダー、投資家、投機家など呼び方は色々ありますが、職種的には「プロギャンブラー」と同じです。
仕事は相場という賭場を使った博打打ちとなり、相場の博打打ちがFXトレーダーの本質的な姿。
FXは人とかかわりながら価値を生産していくわけではないので、価値の生産が好きな方はFXを本業にするべきではないと感じます。(アナリスト、EA販売、ブローカー等を除く)
つまり、賭け事への免疫(慣れ)が重要となり、
✔ 一定以上の適性が必要。
FXに手を出す前に
✔ FX(短期トレード)やるなら本気で。
【中途半端に手を出してはいけない】
✔ 余剰資金なら「別に失っても大丈夫」という気持ちは捨てられるか。
【賭け事に慣れる覚悟が必要】
✔ 副業でトレードを体験したいのであれば、まず株の現物を保有してみる。
現在、本業を持ちながら兼業トレーダーとして安定されている方は、常にロットとレバレッジの管理を徹底してください。安定しているときこそ注意です。
こうした記事は過去何度も書いているんですけど、自覚症状が無い人へ念を押す意味で伝われば嬉しく思います。
松原真司