トレードの手法として「スキャルピング」というのがありますが、
これは稼げません。
稼げているような錯覚を起こすだけなので注意です。

スキャルピングとは
超短期売買を繰り返す手法。これがスキャルピングです。
一般的な短期トレードは、数日や数週間で取引が完結するのに比べて、
スキャルピングは数分単位で取引を完結させます。
タイミングによっては数秒単位で売買している人もいるといわれている手法ですね。
メリットは、
超高速で取引が完結するのでリスクが最大に小さくなるというところ。
そして利益を伸ばせないのがデメリットです。
スキャルピングは栄養剤的な扱いで
結論からいうと、スキャルピングは稼げません。
超短期売買を繰り返すとブローカーに取られる手数料が嵩みます。
マイナス期待値のスキャルピングだけで年間収支をプラスにすることは不可能。
ただ、一時的にスキャルピング期間を作るのは良いと思います。
本日のインスタです。
XRP/USD、0.23~0.233でスキャルピング的なトレード続けてます。少しずつでも取れたらよいかと。
普段は殆どスキャルピングはやらないのですが、
相場のボラティリティが低い時限定で自分のモチベーションを高める為に、栄養剤注入的な扱いでスキャルピング売買をすることがあります。
一時期間であれば個人的に良しだと思っていますが、
通常の短期トレード(数日から数週間)もしくはスイングトレード(数週間から数ヶ月)に慣れていない人は、辞めておいたほうがいいです。
何故かというと、
手法が超短期と短期で混同してしまうからです。
FX短期トレードの基本戦略はウォール街で一番使われている50日移動平均線と200日移動平均線を指標にトレンドについていくこと。▽関連記事【初心者~中級者】FX短期トレード手法<利食いのタイミングを解説>
ですが、
スキャルピング(超短期売買)になると移動平均線を使った分析が無力化され、値動きは完全にランダムになります。
つまり、確率1/2(偏り無し)の丁半博打のようなものになってしまうということです。
スキャルピングは取引手数料に注意
確率1/2(偏り無し)の博打は必ず胴元に取られる手数料がある為、
トータル収支は必ずマイナスになります。
▽関連記事【重要】市場の原理は全て同じという事実
FXのスキャルピングも同じです。
ランダム(確率1/2)で動くチャートで売買すると、
ブローカー(胴元)にスプレッド(手数料)を取られトータル収支は必ずマイナスになります。
まとめ
- スキャルピングはモチベーション維持の栄養剤
- スキャルピングは取引手数料(スプレッド)負けに注意
ブローカーからすると超短期売買を繰り返してくれたほうが儲かるので、スキャルピングを推奨するポジショントークも見受けられますが、スキャルピングはトレーダーにとっては大きくマイナスになるので私は推奨しません。
松原真司
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