暗号資産(仮想通貨)に関する、
少し気になるニュース記事の引用です。
マレーシア証券取引委員会のシャリア・アドバイザリー評議会(SAC)が、仮想通貨を含むデジタル資産の取引を容認する方針を示したことが新たに分かった。
証券取引委員会のDatuk Syed Zaid Albar委員長は7日、Invest Malaysia 2020のオンライン会議セッションで、「SACでは原則として、認可済みのデジタル資産取引所での取引を許可する方針を決議した」と発表。今回の方針が、デジタル資産の大きな発展と投資に繋がる可能性があるとして、革新的なものになると強調した。
仮想通貨については、イスラム法の準拠が不透明であったことで、イスラム世界での利用率が世界的にも著しく低い状況に陥っていた。各国のシャリーア関連当局は、仮想通貨が許容されるかどうかの裁定を明確にしていないケースがあったが、マレーシアの事例を踏まえ、改めてイスラム世界での利用が拡大する可能性がある。
CoinPost
つまり、今後イスラム教徒の層が、
暗号資産(仮想通貨)の市場に流れる可能性があるということですね。

・新規層が市場に流入すると
市場に新規層が入ると、当然ですが市場は拡大されます。
拡大されるということは、仕込みが適切であればリターンも大きい。
ただ、その市場の銘柄数が多ければ新規層からの資金は分散されてしまいますから、ピンポイントで流れ先を予測するは極めて困難。
✔ ひとつの銘柄に執着してはいけない
これは大事です。
今後拡大される市場を知っていても、銘柄が数多くある場合は空振りする可能性は十分にあります。
資金の投下市場を見極めても、ひとつの銘柄に執着しないようにしましょう。
・株と暗号資産(仮想通貨)の買い方の違いについて
株も暗号資産も買い方は同じ。
安く買い、高く売るのが基本です。
✔ 株 → 「決算が良ければ買い」「決算が悪ければ売り」
単純に企業の決算で売買するのがパフォーマンスがいいですね。
小さな値動きを追いかけたデイトレも良いですが、株を保有するなら中長期のほうが利益が出やすいです。
決算トレードは面倒という方は、
決算トレードを極めている人の売買を真似れば楽です。
因みに、私も真似してます。
✔ 暗号資産(仮想通貨) → 「新規層の拡大前にメジャー銘柄を買い」「新規層の拡大後にメジャー銘柄を売り」
基本的に売買の仕方は株と同じです。
良いニュースは買い。悪いニュースで売り。
大体これでオッケーです。
ただ、こちらの市場は値動きが大きいので、トレンド発生かと思いきや、単なる「ランダムウォーク」である可能性もあるので気を付けなければなりません。
良さげなニュースが出た後、数日は様子見が好ましい。
リップル(XRP)のような中央集権的な銘柄は、企業の決算に連動することもありますが、逆の値動きもあるので注意。
ある程度切り離して分析したほうがよさそうです。

・ランダムウォークによる値動きとは
ウィキペディアを引用します。
ランダムウォーク(英語: random walk)は、次に現れる位置が確率的に無作為(ランダム)に決定される運動である。日本語の別名は乱歩(らんぽ)、酔歩(すいほ)である。グラフなどで視覚的に測定することで観測可能な現象で、このとき運動の様子は一見して不規則なものになる。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
どういうことかというと、
誰にも予測不可能な動きを繰り返すのが「ランダムウォーク」です。
✔ ランダムウォークに踊らされてはいけない
市場の小さな値動きはランダムウォークになる場合が多いので、
期待値不明なギャンブルとなる可能性が高い。
・期待値不明なギャンブルやり続けると
期待値不明な場合、殆どの場合は売買手数料分だけ損して終わります。
✔ 控除率分だけマイナスとなる
FXの短期トレードを極めた方なら分かると思いますが、
中長期トレードも基本は同じです。
✔ 期待値が高いところの売買を心がける
兎に角、トレンドが発生したところで売買を仕掛けてください。
「買うべきトレンドか、売るべきトレンドか」

・市場の原理は全て同じである
価値が上がりそうなものに大衆が群がり、その後は冷めるのが市場というもの。
✔ 本質的価値を見極めた仕込み人は最大の恩恵を得る
例えばですが、
有名人、インフルエンサーなど「時の人」は、その市場をよく理解し行動した結果なので、株などで成功するのと同じということです。
✔ 「時の人」で成功するのであれば、「ビジネス」で成功することも可能。「ビジネス」で成功することが出来るのであれば、「トレード」も成功する。「トレード」が成功するのであれば、「時の人」で成功する。
松原真司