
ゲーミング業界の米大手企業、ドラフトキングス株(DKNG)に注目です。
【広瀬さんの記事参考】https://diamond.jp/articles/-/241105
ドラフトキングスとは
「ファンタジー・スポーツ」「スポーツ・ベッティング」「オンライン・カジノ」という3つのサービスを提供している米国のモバイル・アプリ企業
もともとファンタジー・スポーツから始まった会社で、その分野ではライバルのファンデュエルなどを抑えてナンバー1。現在、10州でモバイル・スポーツ・ベッティングを展開し、世界に12のオフィスを構え、26カ国で運営。
総従業員数は2200人
430万人の課金ユーザーを誇っており、月次ユニーク・プレーヤー数は72万人(2020年3月末)
市場
オンラインのゲーミング(賭け事)市場は、年率10%で成長している
✔ リアルのゲーミング施設(ラスベガス、マカオのカジノ) → 年率2%
✔ オンライン賭博 → 年率10%

オンライン賭博はいまだ始まったばかりであり、今後、急成長が予想される
✔ 究極的に、スポーツ・ベッティング市場は700億ドル市場に、オンライン・カジノ市場は400億ドル市場になると言われている
✔ 全米の各州は新しい税収の財源を探しており、その意味ではスマホアプリを利用したスポーツ・ベッティングやオンライン・カジノは、積極的に検討したいプロジェクト
最も積極的に動いてきた州はニュージャージー州

スポーツ・ベッティングとオンライン・カジノはどちらも賭け事なので規制面でも似ていると思われがちだが、実際にはスポーツ・ベッティングの方が規制は緩く、オンライン・カジノのほうがきついらしい。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスは、「ドラフトキングス」の業績に対してプラス面もあればマイナス面もある。
✔ 新型コロナウイルスの感染拡大で、米国の多くのプロスポーツは再開のメドが立っていない。
✔ ドラフトキングスのファンタジー・スポーツやスポーツ・ベッティングのビジネスに大きな悪影響を与えている。その反面、退屈したユーザーはオンライン・カジノに流れることが予想される。
個人的に思うこと
私は毎日オンラインポーカーをプレイしているので、賭博業界の空気が何となく伝わっていました。新型コロナウイルスの影響でリアルではマイナスになるのは間違いない。これを機会に既存スポーツは何らかの形でオンラインに全面シフトしていく可能性は十分にあると感じております。
松原真司