Plasma One(プラズマ・ワン)は、USDTなどのステーブルコインをVisa加盟店で使えるクリプトカードです。対象のカード決済では、PlasmaのネイティブトークンXPLによるキャッシュバックを受け取れます。
紹介リンクについて:本記事には筆者の招待リンクが含まれます。このリンクから登録した方が対象のカード決済を行うと、筆者が一定期間、紹介還元を受け取る場合があります。紹介の有無にかかわらず、記事内容は公式情報と筆者の実体験に基づいて作成しています。
English version: Read this Plasma One review in English
私はマレーシアでPlasma Oneのバーチャルカードを使い、実際にXPLの還元を受け取りました。現在利用しているのは、通常の買い物で最大3%、対象AIサービスで最大5%還元となるCoreです。
Plasma Oneは、無料のLiteでも月間利用額の最初の500ドルまで2%還元され、バーチャルカードをApple PayまたはGoogle Payへ追加できます。筆者は実際にスターバックスでRM20を決済し、4.97ドルの請求に対して0.15ドル、Coreの公称どおり約3.0%の還元を確認しました。ただし、マレーシアでMYR決済をする場合、Liteの2%還元は約2%の為替関連コストでほぼ相殺されます。Coreの年199ドルは、通常決済の還元差だけなら月約900ドルの利用が回収目安です。還元は価格が変動するXPLで支払われるため、「高還元だから無条件に得」というより、ステーブルコインを普段から使う人向けのカードです。
※本記事は2026年8月2日時点の公式情報と筆者の利用画面をもとに作成しています。還元率、手数料、対応地域、招待制度などは変更される可能性があります。利用前にアプリおよび公式サイトで最新条件をご確認ください。
日本から登録できるかを先に確認したい方は、対応地域の項目をご覧ください。
Plasma Oneとは?
Plasma Oneは、ステーブルコインの保有・送金・カード決済を一つのアプリにまとめたサービスです。カード残高を利用して、オンラインと実店舗のVisa加盟店で支払えます。
- Visa加盟店で利用できるバーチャルカード
- 対象決済で最大4%の基本キャッシュバック(Platinumの場合)
- AIサービスでは最大10%還元(Platinumの場合)
- キャッシュバックはXPLで週次付与
- USDT、USDC、USDGを複数ネットワークから入金可能
- Apple Pay、Google Payに対応(地域条件あり)
- アプリ内でカードの凍結や利用上限を管理可能
役割分担は、Plasmaがアプリとリワードプログラム、Privyがウォレットの鍵管理基盤、Bridgeが法定通貨の入出金などのグローバル口座機能、Visa Principal MemberのRainがカード発行基盤を担当する構造です。
残高はノンカストディアル。ただしカード機能は外部事業者に依存
Plasma Oneのオンチェーンウォレットは、公式利用規約上ノンカストディアルです。PrivyのTEE(Trusted Execution Environment)を利用した鍵管理基盤で、Plasmaがユーザーの秘密鍵を一方的に操作して送金する仕組みではありません。リカバリーキーをエクスポートする機能も用意されています。
ただし、カード発行、本人確認、法定通貨の入出金はRain、Bridge、本人確認事業者などの第三者サービスに依存します。ウォレット残高を自分で管理できることと、カードや入出金機能が完全に分散化されていることは別です。また、Plasmaは銀行ではなく、ステーブルコイン残高は銀行預金や預金保険の対象ではありません。
Plasma Oneを実際に使って受け取ったXPL
私のアプリでは、CoreランクのRewards欄に28.41ドル、内訳としてCashback 28.41ドル、Referrals 0ドルと表示されています。紹介報酬を含まないカード利用分であることは確認できますが、この画面だけでは「付与時点の累計ドル額」か「表示時点のXPL評価額」かを断定できないため、本記事では単に画面表示額として扱います。
還元は決済直後にXPL残高へ入るわけではなく、いったん保留状態を経て週次で支払われます。公式ヘルプでは「現在は木曜日に支払い」と案内されていますが、マレーシアで利用している私のアプリには、次の4回すべてが金曜日の日付で表示されました。タイムゾーンまたは処理完了時刻による差と考えられますが、公式は基準タイムゾーンを明記していないため、現地での着金曜日や時刻は固定と考えないほうがよいでしょう。
| アプリ表示日(マレーシア時間) | 受取数量 |
|---|---|
| 2026年7月10日 | 16.2 XPL |
| 2026年7月17日 | 7.7 XPL |
| 2026年7月24日 | 26.3 XPL |
| 2026年7月31日 | 47.4 XPL |
| 画面で確認できる4回分の合計 | 97.6 XPL |
公式条件では、キャッシュバックはまず米ドル建てで計算され、支払時のXPL価格でXPLへ換算されます。そのため、各週に受け取るXPL数量はXPL価格によって変わります。画面の28.41ドル表示と、ここに掲載した4回分の97.6 XPLを、現在のXPL価格で単純に逆算して一致させることはできません。
画面上のXPL残高は306.9 XPLですが、この残高全体を4回分のキャッシュバックだけで獲得したとは限らないため、本記事では履歴から直接確認できる97.6 XPLのみを週次支払実績として記載しています。
受け取ったXPLはどうする?
受け取ったXPLはアプリ内の「Manage XPL」から管理でき、保有するほか、送金したり、米ドルへ変換してカード残高へ戻したりできます。米ドルへの変換は0xのDEXアグリゲーターを使ったオンチェーン取引で行われるため、実際の受取額は流動性、スプレッド、スリッページ、ネットワーク手数料の影響を受けます。XPLをキャッシュバックとして確定したい場合は、価格変動リスクも考えて換金時期を判断する必要があります。
Lite・Core・Platinumの違い
Plasma Oneには、Lite、Core、Platinumの3ランクがあります。基本還元率だけでなく、AI決済の還元、為替手数料、紹介報酬、利用できるカード枚数が変わります。
| 項目 | Lite | Core | Platinum |
|---|---|---|---|
| 利用条件 | 無料 | 年199ドル、または20,000 XPLを12か月ロック | 100,000 XPLを12か月ロック |
| 基本還元 | 月間利用額の最初の500ドルまで2% 以降0.1% |
月間利用額の最初の1,000ドルまで3% 次の1,000ドルは2% 次の1,000ドルは1% 以降0.25% |
月間利用額の最初の3,000ドルまで4% 次の7,000ドルは3% 次の5,000ドルは2% 以降1% |
| AI決済 | 対象外 | 月間AI利用額の最初の250ドルまで5% 次の250ドルは4% 以降1% |
月間AI利用額の最初の500ドルまで10% 次の500ドルは5% 以降1% |
| 航空券還元 | なし | なし | 対象航空会社で10% 還元上限は半年300ドル、年間最大600ドル相当 |
| 紹介還元 | 0.25%/3か月 | 1%/3か月 | 1%/6か月 |
| PlasmaのFX上乗せ | 1% | 0.5% | 0% |
| 無料バーチャルカード | 1枚 | 最大2枚 | 最大3枚 |
※AI・航空券のカテゴリー還元は基本還元への上乗せではなく、対象取引に代わって適用されます。月間の還元利用枠は毎月1日にリセットされます。対象加盟店、還元率、利用条件は変更される場合があります。
まず試すなら無料のLite
Liteは年会費もXPLロックも不要で、月間利用額の最初の500ドルまで2%還元です。大きな固定費をかけず、入金やApple Payでの決済を試せるのが利点です。
ただし、マレーシアでMYR決済をする限り、Liteの実質還元はほぼゼロです。公式案内をもとにすると、Liteは2%還元に対して為替関連コストも約2%が目安となり、数字上はほぼ相殺されます。実際の交換レートやXPL価格によって損益は前後しますが、Liteはまず為替コストのかからないUSD建てオンライン決済で使い勝手を試し、MYRの日常決済が増えるならCoreを検討する流れが合理的です。
日常決済ならCore
Coreは月間利用額の最初の1,000ドルまで3%還元で、ChatGPT、Claude、Cursorなど対象AIサービスへの支払いは最大5%還元です。年199ドルを支払うか、20,000 XPLを12か月ロックして利用します。Coreには月8ドルまでのChatGPT Go向けリベートも含まれますが、ChatGPT Plusの全額還元ではありません。
Coreの年199ドルは月いくら使えば回収できる?
Coreの損益分岐は、無料のLiteと比べて増える還元額で考えるのが現実的です。通常決済だけで比較すると、最初の月500ドルはCore 3%・Lite 2%で差は1ポイント、500ドルを超えた部分はCore 3%・Lite 0.1%で差は2.9ポイントです。
- 通常決済の還元差だけで年199ドルを回収:月約900ドル
- すべて非USD決済で、CoreのFX上乗せがLiteより0.5ポイント低い点も含める:月約770ドル
- ChatGPT Goを契約し、月8ドルのリベートを毎月満額利用する場合:通常決済だけなら月約625ドル、FX差も含めると月約530ドル
※Liteとの比較試算です。毎月ほぼ同額を利用し、Coreの最初の1,000ドルの3%帯に収まる前提です。XPL価格の変動、対象外取引、為替レート、キャンペーン、リベートを本人が実際に必要としているかは考慮が必要です。
PlatinumはXPL保有者向け
Platinumは100,000 XPLを12か月ロックする上位ランクです。月間利用額の最初の3,000ドルまで4%還元、対象AI決済は最大10%、対象航空券は年間最大600ドル相当まで10%還元です。ChatGPT PlusとClaude Proのリベート、Visa Infinite関連特典も用意されています。
CoreやPlatinumのためにロックしたXPLは、原則として12か月間の途中解除や一部解除ができません。ロック中もXPL価格は変動し、利息や追加XPLが付く仕組みではありません。上位ランクの特典だけを目的に、価格変動リスクの大きい数量を無理にロックするのは避けたほうがよいでしょう。
20,000 XPLをロックする機会費用
Coreでは年199ドルを支払う代わりに20,000 XPLを12か月ロックできます。ロックによって回避できる年会費を、拘束されるXPLの時価と比較する式は次のとおりです。
年会費回避率 = 199ドル ÷(20,000 × XPL価格)× 100
これは利息や確定利回りではなく、「そのXPLを12か月動かせない代わりに、年199ドルを払わずに済む割合」です。XPLをどのみち1年以上保有する人には選択肢になりますが、Coreのためだけに20,000 XPLを買う場合は価格下落と流動性喪失の影響が年会費を大きく上回る可能性があります。
Platinumは現金で購入する選択肢がなく、100,000 XPLのロックが必要です。そのため同じ式で年会費と比較することはできず、利用予定の還元・AIリベート・旅行特典の価値と、100,000 XPLを1年間拘束する機会費用を個別に比較する必要があります。
マレーシアで使うときの為替コスト
Plasma Oneの残高は米ドル建てなので、マレーシアでMYR決済をすると通貨換算が発生します。PlasmaのFX上乗せはLiteが1%、Coreが0.5%、Platinumが0%です。公式ヘルプはこれとは別枠で、Visaネットワークの第三者費用が「通常約1%」かかる場合があると説明しています。Coreについて公式は、Visaの為替計算ツールへ入力する手数料の目安として合計1.5%を例示しています。
- Lite:Visa側の費用を含めて約2%が目安
- Core:Visa側の費用を含めて約1.5%が目安
- Platinum:Visa側の費用を含めて約1%が目安
たとえばCoreで月間1,000ドル以内の通常決済なら3%還元ですが、公式例と同じくMYR決済の為替関連コストを約1.5%と仮定すると、差し引きのメリットはおおむね1.5%相当です。ただし、Visaのカード規約上の非USD取引手数料は最大1%であり、実際の交換レート、確定時の費用、XPLの受取時価格とその後の価格変動によって結果は変わります。
実際にマレーシアのスターバックスでRM20を支払ったところ、請求額は4.97ドル、Coreの基本還元は0.15ドルでした。0.15ドルを4.97ドルで割ると約3.0%となり、Coreの公式還元率と一致します。表示された交換レートは1ドル=RM4.02です。ただし、この画面だけでは交換レートに含まれる為替関連コストを単独で分離できないため、実店舗での決済と3%還元を確認できる実例として掲載しています。
決済端末で「MYR」と「USD」を選べる場合は、原則として現地通貨のMYRを選びます。USDを選ぶと、加盟店側のDCC(Dynamic Currency Conversion)により、さらに不利なレートが適用されることがあります。
入金方法と対応ネットワーク
Plasma Oneには、USDT、USDC、USDGまたは対応する法定通貨口座から入金できます。2026年8月2日時点の主な対応ネットワークは次のとおりです。
- USDT:Plasma、Ethereum、Solana、Tron、Polygon、Arbitrum、Optimism、BNB Smart Chain、HyperEVM
- USDC:Ethereum、Solana、Base、Optimism、Polygon、Arbitrum、HyperEVM
- USDG:Robinhood Chain
公式ヘルプではUSDTとUSDGの入金は無料、USDCは1回30,000ドルまで無料と案内されています。ただし、送金元の取引所やウォレットで発生するネットワーク手数料は別です。入金時は、アプリに表示された通貨とネットワークが送金元の設定と一致しているか必ず確認してください。
Apple Pay・Google Pay・物理カード・ATM
バーチャルカードはApple PayとGoogle Payへ追加できますが、利用可否は地域や各プラットフォームの条件によります。私はバーチャルカードを中心に利用しています。
物理カードはCoreとPlatinum向けに提供予定ですが、公式ヘルプ上では現時点でComing soonです。ATM出金も物理カード開始後に利用可能となる予定で、現在はまだ使えません。「今すぐ現金を引き出せるカード」と考えないよう注意してください。
Plasma Oneのメリット
- 無料のLiteでも月間利用額の最初の500ドルまで2%還元
- キャッシュバックが実際に毎週XPLで支払われる
- Apple PayやGoogle Payを利用できる
- USDTを複数チェーンから入金できる
- Core以上はAIサービスへの還元が高い
- アプリの画面がシンプルで、還元履歴を確認しやすい
Plasma Oneのデメリットと注意点
- キャッシュバックが米ドルやUSDTではなくXPLで支払われる
- XPL価格の下落により、受取後の価値が減る可能性がある
- 外貨決済ではPlasmaとVisaの為替関連コストがかかり得る
- Coreは年199ドル、または20,000 XPLの12か月ロックが必要
- 物理カードとATM出金はまだ開始されていない
- ステーブルコイン残高は銀行預金ではなく、預金保険の対象外
- 対象地域、還元条件、手数料は今後変更される可能性がある
対応地域:日本・マレーシアから登録できる?
Plasma Oneの利用可否は、国籍だけではなく、居住地、本人確認書類、住所証明、カード発行パートナーの審査によって決まります。公式の利用不可国・書類制限国リストには、2026年8月2日時点で日本とマレーシアは掲載されていません。
筆者はマレーシア居住者として本人確認を完了し、実際にバーチャルカードを利用できています。一方、公式ページは日本居住者の発行可否を個別に保証していません。日本から申し込む場合も、招待コードを持っているだけで発行が確約されるわけではなく、最終的にはアプリ内のKYC結果を確認する必要があります。対応地域は今後変更される可能性があります。
日本の税務上の注意
日本の税務上、カード利用で受け取るXPLがどの所得区分になるかは、居住状況、受取の性質、継続性などによって判断が変わります。国税庁は、経済的価値のあるFTを役務の対価として取得した場合は事業所得・給与所得・雑所得、臨時・偶発的な取得は一時所得になり得ると案内しています。
Plasma OneのXPLキャッシュバックについて国税庁が個別見解を示しているわけではないため、「一般的な値引きだから必ず非課税」「受取時に必ず雑所得」と一律には断定できません。日本の税務上の居住者は、受取日、XPL数量、受取時の時価、換金・売却履歴を記録し、必要に応じて税理士または税務署へ確認してください。本記事は税務助言ではありません。
Plasma Oneの始め方
- 紹介リンクまたはアクセスコードを用意する
- App StoreまたはGoogle PlayからPlasma Oneをダウンロードする
- メールアドレスなどを登録する
- 本人確認(KYC)を完了する
- バーチャルカードを発行する
- USDTなどを入金する
- 必要に応じてApple PayまたはGoogle Payへ追加する
Plasma Oneは現在、招待制で提供されています。筆者には6名分の招待コードが付与されており、本記事では1コードずつ案内しています。
招待URLは共通で再利用できますが、アクセスコードは一つにつき1回限り有効です。現在掲載しているコードは先着1名が使用できます。入力できない場合は、すでに別の人が使用した可能性があります。
Plasma Oneを試してみる
招待コード:KZBYPD
招待リンクを開く(先着1名)※招待URLは共通です。コードKZBYPDは先着1名・1回限り有効です。登録後、筆者は紹介された方の対象カード利用額に対して、3か月間1%の紹介還元を受け取る場合があります。
まとめ:ステーブルコインを日常で使う人には面白いカード
Plasma Oneは、ステーブルコインをVisa決済へつなぎ、利用額に応じてXPLを毎週受け取れるクリプトカードです。私の利用画面でも、7月10日から31日まで4週連続でXPLの支払いを確認できました。
無料のLiteはUSD建て決済で試しやすい一方、MYR決済では2%還元が約2%の為替関連コストでほぼ相殺されます。Coreは通常決済で月約900ドル使う人が年会費回収の一つの目安となり、日常決済やAIサービスをよく使う人に向いています。表示上の還元率だけで判断せず、実際の利用通貨、月間利用額、XPLをすぐ換金するか保有するかまで考えて選ぶのがおすすめです。
参考資料
- Plasma One公式ページ
- Plasma One Core公式ページ
- Plasma One Platinum公式ページ
- Plasma利用規約(ノンカストディアル構造・外部事業者の役割)
- キャッシュバック率と利用額帯
- Plasma Oneの手数料
- FX上乗せ・Visaネットワーク費用の説明
- 還元利用枠のリセット日
- Plasma Oneの対応地域
- Plasma Oneへの入金方法
- Plasma One Rewards Addendum
- 国税庁:NFTやFTを用いた取引の課税関係
- 国税庁:暗号資産等に関する税務上の取扱い
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、暗号資産の購入・保有や金融商品の利用を推奨するものではありません。暗号資産およびステーブルコインには価格変動、スマートコントラクト、流動性、事業者、規制などのリスクがあります。サービスの利用はご自身の判断と責任で行ってください。