
トレードを始めるにあたり、自分はどんな市場に向いているのか。これをしっかり把握しておかないとトレードに対するモチベーションが落ちてしまいます。
特に短期売買は常に相場が見られる環境(相場と向き合える時間)に身を置かなければ継続して利益を出し続けるのは難しいです。FXは短期売買に大きなメリットがありますから、相場が見られない環境にある方はFXはあまりお勧めできません。
ですが、FXには自動売買が可能なEAというのが存在しているため、普段相場が見られない方もリスクを制限した安全売買ができるので、EAを使うのであればFX短期売買も問題ないかと思われます。ニューヨーク市場が開く22時くらいにフォーカスして手動取引するのもありですが、ポジションを翌日に持ち越すことに繋がります。ある一定以上の投機メンタルが備わっていれば問題ないのですが、備わっていなければ強いストレスを感じ、健康に害を与えてしまいますから自分のメンタルと都度相談ということになります。
もし手動での短期売買する環境が整わないのであれば、適切なポジションサイズで数週間保有するスイングトレードが好ましいです。もちろん売買回数は少なくなりますが、シビアなポジションコントロールをしなくていいので冷静な判断が可能となります。デメリットとしては手法の試行回数を増やすことができないため、手法の結果が表れるまで時間がかかるというところでしょうか。
結局のところ、優秀なEAを稼働させていても人の手で止めてしまえば意味がありません。今の環境や今のメンタルなどを分析し最終判断を下すのは人間なのです。テクノロジーが進み、人が介入しなくても判断できる時代もいずれ来るとは思いますが、その時は経済自体が人のものでは無くなる気がします。この辺は別な話になりますので割愛します。
ということで、心得まとめます。
心得① 短期売買するなら相場傍観出来る余力を持つ
心得② EA(自動売買)を使うなら最後まで
心得③ 全ては自己責任
ちなみに、私はこんな感じで銘柄ごとにポジションを持つ期間を決めています。
FX → 数時間から数日
株 → 数週間から数カ月(最近、数年から数十年単位の保有で構えようと思っている)
仮想通貨(暗号資産) → 数年から数十年
トレードの型なるものは沢山存在していますが、人によって保有銘柄も違えば市場も異なりますので、これが正しいというものは存在してないんですよね。トレードから身を引かなければ自分の手法が見つかり、メンタルが鍛えられます。1年や2年、相場で戦った程度では手法やメンタルは更新されません。
ただ、私が確信している確実な手法は、とにかくトレンドに乗る。逆張りせず素直にトレンドに乗る手法。
相場で勝つ方法は、変な行動を起こさないよう行動管理を徹底し、とにかくトレンドに乗り続けることではないでしょうか。
松原真司