
プノンペンの一等地高級コンドミニアムは日本円で3000万円くらいから購入が出来るようです。同じ条件でクアラルンプールのコンドミニアムだと6000万円。プノンペンだと約半額で購入可能なのでお得感があります。
しかし、コンドミニアムは建物の老朽化が進むと売却によって損をする危険性が高く、場合によっては売却すること自体が難しくなる。実際には区分所有者が複数存在するため個人の意思のみでは建替えることもできなければ更地にして売り出すこともできません。
一方、土地付き戸建て物件は土地も建物も所有者が同じである為、老朽化した際の建替えは容易。ですが、購入難易度が上がります。外国人がカンボジアの土地を所有することを禁止としている為、現地法人設立し会社名義で所有するかカンボジア国籍を取得し現地人として土地を所有する方法しかありません。
現実的なのは現地法人を設立し会社名義で土地を所有するのが好ましいかと思われますが、株式を51%をカンボジア人、49%を外国人(日本人)としなければ会社名義で土地を所有する事ができません。つまり信頼出来るカンボジア人が必要となるわけです。
現地に人脈が無ければノミニーといってカンボジア個人に名義を借りて現地法人を設立する方法があり、ノミニー制度は弁護士事務所でも精通している合法行為となりますがトラブルの元となる可能性があるように感じます。したがって現地人と信頼を深めてから現地法人を設立するのがベストかもしれません。
カンボジアはマレーシアと違いインフラの整備が遅れている発展途上国。英語は一部で使われていますが基本的にクメール語がメインとなります。通訳などで乗り切ることも出来ますが、仲介が入るとトラブルに巻き込まれる確率が上がります。
海外不動産は詐欺が多く、ババ掴ませビジネス化してるように思いますのでカンボジアに進出するにはクメール語をマスターする必要性あると私は感じております。
松原真司