日本人は本当に忙しさを愛している。

 
忙しさを愛するのは人それぞれの自由なのですが、人を巻き込んでみんなで忙しい状態になってはいけないと私は思います。

忙し過ぎると生産力の低下に繋がりますからね。

「そんな事言われても、忙しくならないようにするにはどうしたらいいか分からない。」という人にお伝えしたい事があります。

忙しさを作っているのは自分自身であり、忙しさから解放されるには、今から忙しい事を辞める勇気が必要。実は忙しさを一種の見栄と勘違いしているんですよね。暇という事の恥じらいのようなものかもしれません。

暇である事で自分は世捨て人のように感じてしまう。これが自分を忙し過ぎる人間にしてしまう原因なんですよ。確かに人生にはどうしても避けられない忙しさというものがありますが、人生をロングスパンで考えることが出来れば勝手にやってくる忙しさなんてものは空気みたいなものです。

人間が酸素を吸って吐いてしまえば、二酸化炭素に変わるようなもの。

もう少し簡単に説明すると、忙しさはある日突然やって来る。勝手にやって来た忙しさを見栄を張らずに避けてしまえば忙しさはそこで終わる。という事。

もし避けなければ毎年忙しさが増えていくことになるんですよ。例えば毎年、3個の忙しくなる事があるのであれば10年放置する事で30個の忙しさになります。すぐに消化出来る内容であれば忙しさは増える事はないのですが、現実はそんなに甘くはありません。

忙しさは増殖しますから。

初めは3個の忙しさだったけど、消化しようとしたせいで、6個になる。6個消化しようとしてるだけ12個になる。

つまり、忙しさのスパイラル。

現在忙しくなっている人は分かると思います。

こうなってしまうのが分かっているのであれば、根本的な忙しいものを、まるごと捨ててしまう。

これ本当に有効的ですよ。私はかなり実践してますから。